例のセミナーの話。

  • 例のセミナーのことについては、とにかく飲み会が楽しかったとは言えるが、セミナーそれそのものについてはもうイラって感じで三日間を棒に振ったとしか言いようがない。それはさすがに高校生向けのイベントに大人がいったことでしょうじるある種の悲しさなのかもしれないけれどもね。
  • それにしても怖かったのが、講師のかたがたが平然と「歴史を勉強しましょう!」というところである。
  • いや、それ自体はいいとかわるいとかじゃない。自分の知識のデザインになにを組み込むか、っていう問題だから、歴史を勉強することは悪くないと思いますよっていうことだ。
  • だが、「歴史を勉強して、今に役立てよう」となるとさすがに古典文学の畑で農薬餃子を育ててる身からするとちょっとまてよって話になる。それは歴史の勉強ではなくて「現代の諸問題を歴史に投影」してるだけだろ。と。
  • 浮世絵の絵を出して「江戸時代は文化と経済が一緒に動いてて、エコでスローだったんですよ」などといわれたらさすがに黙っていられねえ。文化と経済ってなんだよ、だし、江戸時代を評論する資料が浮世絵一枚ですか? だし、そもそも江戸時代にスローとかエコという概念は存在してません。おまえらが勝手にスローとエコを江戸時代に見ただけでしょう。
  • でも俺が怖いと思ったのは、そのことに反論したら「それは本論じゃないから」とか「よくしらないんだけど、・・・」みたいなことをいうってことだったりはした。「よくしらない」ことを出してこれるぐらい知的に不誠実なものが許される場所で、そういうものを「勉強」というのだ、やつらは。と。
  • でも高校生が超かわいかったから俺はゆるす。男の子も女の子も。あー、青春。青春がたりない。
  • 書いてる俺の論理も乱暴だけど、またあとで直すとして今日はもう少し本をよもう。めがっさーーーにょろにょろ!