小宰相

  • 自分の最後を伝えてくれ、と託された人間が最初の話して。
    • どうしてあの不吉な予感を信じず、来世でもう一度夫婦になろうと約束しなかったのだろう。
  • 余計なこと(妊娠しているといってしまったこと。静かにmなしい。
  • 思はぬ不思議。→再婚をすること。
  • 道盛に遇うために、→子供を育てる→尼になる→夫を浄土にあげる→自分も往生するし、→遠回りだけどあえる。

夫を亡くした妻の話。

  1. 出家の物語
    • 平安中期後半に美談として慣習化。子供を育て→尼となって夫を供養→往生。
    • 裏かわに「家の成立」
  • 子供をしなせる女はだめだめ。 →血池地獄の発想。
    • 「栄華物語」「今物語」
  • 小宰相は、この「夫を亡くした妻の、出家物語」を逸脱する。 
    • 「こどもはいらない」という発想。母性を否定。異常な物語。
  1. 自死の物語
  • 実際にしぬことはほとんどない。
    • 「愛によって往生させたい」ぶっきょうしそうとの矛盾
    • これからの「平家物語」はどう愛をすてていくか。
  • 具体的には妄念の物語である。
  • 語り手が狙ったことは、奇形の物語の挿入ではなく、夫への愛を強調するために、子供を拒否したり「あかで別れし妹背のなからひ」が登場したりすうr。
  • 貞女は二夫にまみえず
  • 夫への愛の強調
  • 物語のアクシデント
  • 逸脱奇形化
貞女は二夫にまみえず
  • 小宰相は実はめかけ。気強く強情だった。
  • 実在の人物。建礼門院右京大夫集にみえる。