後半戦。

  • 死なない死体の矛盾に気づくことはしない夜が現れる。かといって惰性の聖域にすらちかよれない生身の俺は死者の真似事をするでもなく呆然と座り続ける。
  • 棄却。夜の食事をとる。
  • 戦争をしてもかまわないとさえ思っている自分がいた。他者の領域を侵犯することが暴力で正義なら、僕はそこに侵略するものと抵抗するものとのぶつかり合いとそこに交わる殺害願望と変態希望、他者領有と内臓血液の希求をもって戦争としよう。つまるところ、はてなの有名な人気エントリに、ある日突然tata2と名乗る不審なトラックバックが送られており、そこをクリックする侵犯される犯されものは「このヌルウチどもがっ!」という罵倒からはじまる言説の暴力的一斉走者の渦のなかで己の言葉を頼りに俺という壁をドリル的突破によって破壊せんとする意思/遺志/恣意の存在に狂喜するに違いない。悦楽に耐える暴力があるなら悦楽を与える暴力もある。そのような暴力と暴力のぶつかり合いはもはや静的な快楽を超えて性的な快楽としてあるにちがいない。